日本百名山完登登山

槍ヶ岳

百名山完登


 平成23年9月27日山友会の山口博さん始め会員の方々のサポートを受け、槍ケ岳登頂で百名山の完登が果たせました。これまでに多くの方からよせられましたご支援やご協力に対して改めてお礼を申し上げます。特にここ23年前より原因不明の「めまい」「ふらつき」の症状が出て来て悩まされておりました。もし行動中にこれが原因で事故を起こすと迷惑をかけるとの思いで、皆さん方からの同行申し出をお断りしておりました。今回もそのつもりで準備しておりましたところ、山口さんよりの電話で皆さんの暖かい申し出をお受けし実施いたしました。

槍ケ岳登山ルートは上高地からのルートが主流のようですが、いろいろと検討の結果、新穂高温泉口より標高差2090mで上高地ルートより500m高いですが、全体的になだらかでマイナールートで登山者も少ない、又、途中の槍平小屋が距離的にも時間的にもまた高度的にも丁度中間に位置しているこのルートにきめました。

矢張り行き合う登山者も少なく急坂も無く唯石がごろごろで歩き難いところもありましたが、あまり疲労も無く予定通り小屋に入りました。小屋は新しく登山者は全員で12~3人というところでした。

翌朝も快晴、右俣谷のせせらぎを聞きながら頂上まで1000m の高度に挑戦です。雑木林の樹林帯をゆっくりしたペースで千丈分岐まで登ってきました。ここを左手にルートを取って千丈沢乗越から頂上を目指す計画でしたが、登山道らしき踏跡も見当たらないので落石で危険といわれる飛騨乗越ルートを慎重に登ることにしました。ジグザクの小石道を1時間余りかけ尾根に辿りつきました。目下に上高地ルートを登ってくる人達や、殺生ヒユッテが確認できました。小休の後、槍ケ岳山荘を目指しました。山荘テラスには多くの登山者が達成感に満ち溢れた顔で、思い思いで休息しております。我々は先ず頂上を目指すことにしました。頂上にも途中にも人影がまばら、登山道にはシッカリした鉄梯子が取り付けられており梯子を伝って簡単に頂上に達してしまったので恐怖も感動もあまり湧いてこない。頂上で佐々木さんや石田さんが書いて下さった横断幕をバックに記念写真、佐坂さん持参のシャンパンで皆が乾杯で祝って下さった。

 
 完登、 おめでとう
(槍の頂上で
 
 私達も同行しました

此の頃になって漸く完登の実感が湧いてきた。30分余で頂上をあとにした。幸い登山者も少なくスムーズに下山できた。小屋は650人収容で大きいが200人も居るであろうか、食堂も部屋も混んでいるという感じはしない。ユックリと   休めたこともあって元気モリモリで下山できた。当初は今日帰る予定であったが、山口さんの発案で平湯の森で1泊することになった。温泉に入り飛騨ステーキを食べるとの事、楽しく贅沢な百名山記念登山であった。同行の皆さん有難う。

 
 完登を祝して 乾杯!
 
 
 仲間からのお祝い
 
発起人一同

去る11月19日()の西上正さんの日本百名山完登のお祝いには、雨天にもかかわらず多くの会員の皆さんの参加を頂きましたこと、発起人一同、誠に喜ばしく感謝を申し上げます。

西上正さんの日本百名山完登の快挙は平成23年9月27日12時00分に、北アルプス槍ケ岳で達せられました。奥様の素子さんは、すでに百名山を「ちょっとお先に失礼」と完登され、正さんとの二人三脚による百座の登頂は、まさに、山岳愛好家族の登山歴の積み重ねの快挙であろうと思います。



今後も、ますます元気で山歩きをして頂きますようお願いします。西上正さん、百名山完登ほんとうにおめでとうございました。
 
 槍ケ岳登頂(百名山完登百座目同行記)
 石田輝夫
 今回、西上 正さんの百名山完登(百座目)槍ケ岳登頂に同行出来て、素晴らしき感動と、思い出を作る事が出来ました。山口さんの御嶽百名山に次いでの同行登山でしたが。

早朝5:30高速八幡東ICより、京滋・名神・東海北陸道・高山経由で新穂高温泉へ。 停滞,迷走した台風15号も通過して、天気予報は3日間共、好天に恵まれそうで、気分爽快に車のハンドルを握って運転しました。山行で初めての車提供です。 大先輩に運転してもらう訳にはいけませんので、同乗者は3人とも76歳です。

今回の登山は8人パーテーで、CLは西上さん、サポートは山口さん、佐坂さん、8名の平均年齢69歳、昭和10年生まれが3人(西上さん、宮野さん、山口さん)も凄過ぎます。本当に感心します。日頃の精進のおかげでしょう。タフな女性が3名参加。 予定より早く、新穂高温泉登山者用無料駐車場に到着。平日でもあり、余裕に駐車出来て。

10時半から登山開始、川沿いの林道から山道へ、途中白出沢、滝谷の渡渉、ガレ場もあり、変化に富んでいて、緩やかな登山道を登って、順調に早めに槍平小屋に到着。

2日目は、飛騨沢に沿って、急な傾斜をジグザグに登って、休みを取りながらゆっくりと。登山道は樹林帯、ブッシュ、草原と続いて、視界も開けて、前後の眺望は素晴らしく、

前方は鞍部に槍ケ岳山荘が見えて、右に大喰岳、中岳を望んで、左の西鎌尾根には登山者の姿も、後方にはどこから見ても笠形を崩さない笠ヶ岳、右中腹に鏡平山荘の赤い屋根と、展望を満喫しながらの楽しい登坂でした。登山道は日陰での登坂で楽に登れましたし。

飛騨乗越に着くと、初めて鋭く聳える槍ケ岳が前方にどっしりと、感激の瞬間でした。 右に富士山、南アルプス、正面は槍沢に、殺生ヒュッテ、その後方に常念岳、 素晴らしき眺望でした。十二分の写真休憩をしてから出発。15分程で槍ケ岳山荘到着。 ザックを置いて、11時30分槍ケ岳山頂を目指しました。先頭は西上正さん、その後を素子夫人、丁度昼で混雑もなく、順調に12時2分に槍ケ岳山頂到着。西上 正さんの日本百名山完登の瞬間です。快晴で、360度の展望が祝福してくれています。最初に小さな祠の前で、一人と、ご夫妻で記念撮影、写真担当でベストショットを取ろうと狭い山頂で、全員でシャンパンでの乾杯、記念撮影。充分満足出来る大感激の登頂でした。

今年は夏山登山(白馬・雪倉・朝日岳)が雨にたたられ、散々でしたから、なおさら感動が増幅されて。登頂後は槍ケ岳山荘で、夕食まで充分の時間があり、のんびりと過ごせて。

3日目の宿泊が急遽追加され嬉しいかぎりでした。奥飛騨温泉卿「ひらゆの森」8つの露天風呂は素晴らしく、夕食の百名山完登の祝宴も豪華な飛騨牛のステーキで楽しく語らえて。

西上正さんは山友会で7人目の快挙、この記念すべき山行に同行出来て、素晴らしき感動を、全員で味わう事が出来て幸せでした。いつまでも思い出に残る素晴らしき山行でした。

山口さん始め参加者の皆様、本当に有り難うございました。厚く御礼申し上げます。
 
  宮野淑介
 私は1992年から夏山、秋山市民登山に参加する事25回に達し、日本アルプスの山岳を主に登頂していて、ほぼ天気にも恵まれ、リーダー、スタッフのお陰で登山出来たことに感謝します。今回の槍ヶ岳の登山ルートも幸いにも往復でしたので途中の小屋から荷を軽く出来て、お陰で登頂出来ました。山頂での展望は、彼方に富士山も望める素晴らしさと、槍平小屋までの途中の滝谷出会(藤木レリーフ)のガレキの沢の彼方に北穂高岳のキレット尾根の凄さに写真撮り。帰りも結構な温泉で癒し。有難うございました。
写真提供 : 山口さん